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『お花見』のお話2

先日の続きです。

夜のお花見宴会に参加したサーシャ。
秘書室の面々と打ち解けて楽しい時を過ごしていますが…

ヤマト本編から逸脱していてもよい 方のみ、
およみいただければ…

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ちょっと目を離した…
月からの緊急通信(作注:本日、要人は全て月基地へ出張中のため、地球に残った秘書室のメンバーで花見宴会を開催することとした)に対応していたそのちょっとの間に、ユキの目の届く範囲からサーシャがいなくなったのだ。

         * * *
「やだ。ビールが無くなっちゃった」「「えー!」」
「ビール無いよぅ」「「えーん。しくしく」」
「あんたたち、一体どんなペースで飲んでんの!?」「女は黙って、熱燗」
「いやー。びぃるがいいのー」

女が三人寄ったら──いや、ここには女性が8名いる。
さらに、彼女たちを弁護するなら… 少々、酔っている。
女8人酔ったら、(かしま)し ええ、ものすごく!
地球防衛軍司令部の要人を担当する秘書室の女性である。普段の『物静か』で『才色兼備』な彼女たち
…とは違う一面を出している。
お偉いかたがたに囲まれた仕事。日々緊張を強いられる生活である。
酒を飲んではじけてしまうのは、男でも女でも一緒。
普段、冷静で秩序だった彼女たちだからこそ。
たかだか、『ビールがない』だけで、異様なほどのリアクションを起こしている。
(ワインも焼酎も… ここには、まだ、結構な量のアルコールがあるのだが…)

「私、買いに行きます! 駅からココに来る途中にあったお店ですよね?」
「さすが、若いっ。フットワーク、軽っ」
「わーい!」「えー、いいのー」
「でも、サーシャちゃんは、お客様だよ? お使いだてしちゃ…」
マトモなことを言うものが一名いたが…
「でも、お酒飲んでいないのって私くらいだけですから…」
そう。皆、結構酔っ払っていた。的確な判断が鈍りつつあるようで…
判断ができる2名(森ユキと山根サチ)は席を外していて…
(ユキは、月からの緊急通信に対応、サチは同僚に付き添ってトイレへ…)
「サーシャちゃん、ありあとー、じゃ、コレ御願い~」
青木ミヤが財布からお金を差し出して言う。
「「よろしくー」」
「はい! 行ってきます!」

ユキが戻ってきて、サーシャの不在に気がつくのに時間はかからなかった。
「なんてこと! スグに迎えに行くわ!」
「えー。大丈夫じゃない?」「やっぱマズかったっけ?」
「当たり前じゃない!」
青木は妙に冷静になり、ユキに言う。
「でも、ココ。周りは防衛軍のお仲間だよ?」

西の丸庭園は、桜の名所である。花見のメッカで夜桜の楽しめる場所である。
夜桜ともなれば酒宴となり、酒が出れば悪酔いした人がいるはずで。
秘書室の面々は、当然美女揃い。
そんな彼女たちを、酒飲んで酔っ払って気が大きくなった(やから)に絡まれるのは必定。
当然、女性とはいえ、軍人である彼女たちも、武道の心得はある。
絡まれても大丈夫ではあるが、今までもこれからも、絡まれることはない。
というのも、彼女たちの周りの宴席は、全て防衛軍の人々であるから、である。

「でも、酒屋に行くってことは、防衛軍(みうち)じゃない人と接するってことだし」
「あはは。大丈夫よ」「そうそう!」「心配性ね~、ユキは」
「「だって…」」



サーシャは、青木たちから頼まれたビールを無事、購入し酒屋を出た。
こんなに楽しい宴は初めてのサーシャである。
招待してくれた彼女たちに少しでもお礼──役に立つことがしたかったのだ。
と、そこに、やはりユキが予想したように。
防衛軍(みうち)以外の酔っ払いがサーシャを目に留めた。

金髪碧眼、美しく、そして若いサーシャを見かけた男たちは早速声をかけてきた。

「ねー彼女、重そうだね」「持ってあげるよ」
「いいえ、私だけで持てます。お手伝いは不要です」
サーシャは、『結構です』などという、どちらでも取れるような曖昧な言葉を使わず、はっきりと拒絶した。
だが、相手は酔っ払いである。
そんな拒絶をものともせず、食い下がってくる。
「いや、大丈夫じゃないよ」「そうそう。男子たるものそんな重そうな荷物をもっている女性をそのままにしておけないよ」
すたすたと彼らを無視して西の丸庭園の入り口に向かうサーシャであるが、重い荷物を持って走ることもままならず。
彼らに進行方向にまわりこまれ、足を止めざるを得なくなってしまった。



すみません、続きます…

お話の目次 お花見 ① お花見 ②お花見 ③ お花見 ④
 ★結末は、星花繚乱 サイトで(更新・new!)よりお入りください

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