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C88 ご購入者特別特典

昨日UPしたイラストの本文

サンプルとして冒頭1000文字ほどUPしときます

※イカルス時代 特別特典冊子 

『彼女とカフェで待ち合わせる』 

サンプル冒頭1000文字ほど。(☆実際の本文とは異なるかも…)

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 古代進は夏の日差しの中、走っていた。わりと必死に。彼女は待っていてくれるだろうか。

 地球に帰還後、報告書を提出して任務終了。後は帰還休みに突入するはずだったのに。運悪く提出した報告書の補足を求められ、足止めを食ってしまった。さらにまずいことに拘束されたのが、宇宙港の中だったので私信もできず。
結果。理由も告げずに、約束の時間に遅れた。

 古代の横を風が通りすぎた。
 雨が、風が、戻ってきた。地球はもとの青さを取り戻した。
 それもこれも、ヤマト計画が成功したからだ。
 地球帰還後、ヤマト乗組員は各部門に散り、それぞれが第一線で活躍している。古代も火星からの物資を運ぶ艦隊に所属し、もう何度も地球と往復した。そう。着実に復旧は進んでいるのだ。だが、古代にはどこか違和感があった。

 何故だろう? どこか実感が伴わないのだ。

    ◆ ◆ ◆

 目指すカフェは目前。前回のデートで約束した。
「今度、地球に戻ったらここに来ましょうね」
 宇宙港までのお迎えは、まだ無理――耳目を集めるので、なかなかの勇気がいる――だから、ここで待っているわ、と彼女は言った。
 オープンテラスで彼女がいるのが見えた。

 お日様(ひさま)の光を浴びれる贅沢を楽しみたいの――彼女はテラス席を好んだ。
本を読んでいるのか、うつむいている。顔にかかる前髪を気にして、しきりに右手で押さえている。彼女の本を読むときの癖だろうか。

 出会ったってから一年前。付き合い始めたのは帰還してから。でも、お互いを意識したのは旅の途中からだ。ずっと一緒だったのに。お互いを見ることを避けていた。
 今思えば、旅の前半にもっと近しくなっておけばよかったわ。もったいないことをしたわね。
 彼女は笑ってそういった。

 本当にそうだね。
 折角お付き合いを始めても、なかなか会えない。彼女は地球勤務、自分とはちがう。
 気が利かない、朴念仁(ぼくねんじん)――今まで、付き合いかけた女性に言われた台詞だ。確かに自分でも、その通りだと思う。こんな自分でいいのだろうかと思うこともあるが、面と向かって聞く勇気はない。
 だからと言って、ようやく手に入れた彼女のそばの席を他人に譲る気持ちも、ない。

    ◆ ◆ ◆

 ふと、誰かの気配がする。ようやく古代くんがきたのね、と見上げた視線の先には見知らぬ人。
ため息を一つつき、ユキは再度本に集中した。

「誰かと待ち合わせ?」
「はい、そうです」
 本から顔も上げずに答える。
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続きは、冊子で!

コメント

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秘密の方様

コメントありがとうございます。お気に召していただけて嬉しいです! 
古代くんとユキは私も大好物です♪ 好きすぎて最初はお話を書くことに躊躇していただんです。ですが書きたい気分が増してきて。今後は頑張って描いていこうと思ってます。

冊子通販のお問い合わせの件ですが
このお話は、『イカルス時代』という、C88で新刊販売される冊子のご購入者様特典なので、これだけでは取扱いできないんです。さらにさらに。
ワタクシ、通販は対応できておりません。今は。→もう少ししたら対応するかも??(未定)
他にも、古代くんユキ。書き散らしております。pixiv(左上のプロフィールのMy pixivをクリックしていただければ見れるかと…サンプルが多いですけどね)
取り急ぎ。 瑞喜

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v-254秘密の方さま
何度も覗いていただいて、嬉しいです。先ほどお江戸から帰ってきました。いや、お江戸は刺激的ですね~。地方の人間にはまぶしいです★
通販の対応、できなくってごめんなさい!(良く考えたら、これから2か月に一度の割合でイベントですので作業時間が上手く確保できないのです)
そして、私のお話を気に入っていただけて嬉しいです♪ ときどきお話をUPしますので読んできただければ嬉しいです♪
あ、サイトにも昔描いた話でよろしければ、ご覧ください(ブログメニューのLINK先のTOP)

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